出雲大社 平成の大遷宮

 2013 07 04

早いですね。7月になりました。

以前お話したのですが、5月に出雲へ行く機会がありました。出雲大社では、60年に1度本殿が修造されます。今回は「平成の大遷宮」という名称で5年間の行事や修造が今年5月の本殿遷座祭で完了しました。

広辞苑によれば、遷宮(せんぐう)とは「神社の本殿の造営修理に際し、神体をうつすこと」です。そして 遷座(せんざ)とは「天皇または神仏の座を他所へうつすこと。またうつること」です(*1)。仮殿遷座祭とは、修理のために本殿から仮殿へ「御神体」を移すことで、5年前に執り行われました。そして仮殿より今回修造された本殿へ「御神体」を移すので本殿遷座祭というわけです。

さて、修造後の本殿をみると新しい感じはします(上の画像参照)。しかし、建物全体から発せられる迫力はどこからくるのか、考えてしまいます。

もしかすると、出雲大社の大遷宮に関わってきた人々の気迫と信仰の力なのかもしれません。

例えば、上の画像でもみえる本殿の屋根の檜皮(ひわだ)は、今回の修造の際、64万枚使われているそうです。現代の葺き師(ふきし)が竹釘で留めながら手作業したというのですから、驚きです。しかも屋根の下地(木材)は300年以上前のものを、ほぼそのまま使用したそうです(*2)。

日本の伝統と技の結集が出雲大社本殿を通して表現されていると思いました。

では、今日はこの辺で。

*1 広辞苑第6版より引用。
*2 『出雲大社』2012 JTBパブリッシング, pp. 66-67。