プーシキン美術館展 横浜美術館 展覧会レビュー

2013 07 12

先日、横浜美術館で開催中の「プーシキン美術館展」へ行ってきました。

同美術館へ行くのは久々だったのですが、いつの間にか美術館の前に商業施設『Mark is (マークイズ)みなとみらい』というのが出来ていました。ショップもカフェも充実していまして、これは美術館へ行くのが一層楽しくなりますね。

さて、今回のプーシキン美術館展の副題が「フランス絵画300年」となっています。この「300年」は、ロシア帝国時代に同国の王侯貴族や商人達が買い集めたフランス絵画コレクションの制作年代、17世紀から20世紀を意味します。そして、これらの作品はソビエト連邦建国時、当時のコレクターを含めた所有者より国に没収され、その後現在のロシア連邦の首都モスクワにある国立プーシキン美術館のコレクションとなりました。つまり、今回の展覧会では、フランス絵画300年の流れを作品を通して楽しみながら理解することが出来ます。

今回の最大の見どころは、フランス印象派の画家ルノワール作《ジャンヌ・マリーの肖像》と言われています(上の画像参照)。確かにそうなのかもしれないのですが、私的に気になった作品は他にもいろいろとありました。

まず、同展覧会の構成ですが「フランス絵画300年」を以下のように4部にわけてありました(*1)。

第1章 17-18世紀(古典主義、ロココ)
第2章 19世紀前半(新古典主義、ロマン主義、自然主義)
第3章 19世紀後半(印象主義、ポスト印象主義)
第4章 20世紀(フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリ)

本当に美術史の教科書みたいな見事な作品構成です。ちなみに前述のルノワールの《ジャンヌ・マリーの肖像》は、「第3章 印象主義」のコーナーにて展示されています。

次回より、各章で私的注目作品をピックアップしてみようと思います。

では、今日はこの辺で。

*1 参考文献(プーシキン美術館展 フランス絵画300年 出品目録 横浜美術館)

 

プーシキン美術館展 フランス絵画300年
公式サイト
http://pushkin2013.com

プーシキン美術館展 フランス絵画300年
会場   横浜美術館
会期   2013年7月6日(土)~9月16日(月・祝)
開館時間 10:00~18:00
(8月、9月の金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日  木曜日(ただし8月1日、15日は開館)

会場   神戸市立博物館
会期   2013年9月28日(土)~12月8日(日)
開館時間 9:30~17:30
(土曜・日曜は19:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日  月曜日
(ただし10月14日(月・祝)と11月4日(月・休)は開館、10月15日(火)と11月5日(火)は休館)