『 モネ、風景をみる眼 – 19世紀フランス風景画の革新 』展@国立西洋美術館 モネがメインだけれども。。

久々の更新になってしまいました。すみません。今日は、大寒。1月は時間が過ぎるのが早い。そしてやることが多い。そして気がつけば受験シーズン。。。

さて、気を取り直して、国立西洋美術館で開催中の『 モネ、風景をみる眼 – 19世紀フランス風景画の革新 』展へ行ってきました。フランス印象派の代表的な画家として日本でもよく知られているクロード・モネですが、同展覧会は、国内で印象派のコレクションで有名な上野の国立西洋美術館と箱根のポーラ美術館による「(日本人が選んだ)モネのベストコレクション」ともいえる内容でした。冗談ではなく、今回の出品作品だけでも、世界でトップレベルのモネの単独美術館が出来るのではないかと思いました。

また、今回の展覧会は、モネの作品の理解を深めるために、印象派や後期印象派(ポスト印象派)の画家達の作品も出品されており、モネの魅力を多角的に考察出来るような内容となっています。私は今回も、いわゆるメインの作品(モネの作品)よりも、ちょっと変わった作品(モネ以外の作品)に目がいってしまいます。その中でも、おすすめが次の二つの作品です。

まずは、作品番号36、ルノワール(ピエール=オーギュスト・ルノワール)の《木かげ》(1880年頃)です。この作品は、国立西洋美術館所蔵(松方コレクション)ですが、今回私は初めて見ました。この作品、一見するとモネっぽいのです。でもモネのわりには筆遣いが「点描」っぽいのです。一方で、同作品の右側の紺に近いような濃い緑の色で描かれた木は、色使いや葉の描き方がルノワールらしいです。「木かげ」を描くとルノワールだとこうなるのかという作品で面白いです。これがルノワールとわかる人は、かなりのルノワール通なのではないでしょうか。

次に、作品番号35、ゴッホ(フィンセント・ファン・ゴッホ)の《バラ》(1889年)がとても良かったです。この作品も国立西洋美術館所蔵(松方コレクション)です。この作品、ゴッホの作品の中で個人的なベストファイブに入るかもしれません。力強いゴッホの色彩が好みの方々には、これもまた意外な作風かもしれません。これも、モネっぽいテーマですが、やはりゴッホなんです。簡単にいってしまえば、モネの色彩にゴッホの筆のタッチという感じです。ゴッホらしくないといえばゴッホらしくない、エレガントな作品です。前述のルノワールの《木かげ》とこの《バラ》を比較しながら、モネの作品を鑑賞すると「モネらしさ」が浮かび上がってきて面白いです。

では、今日はこの辺で。

国立西洋美術館×ポーラ美術館『 モネ、風景をみる眼 – 19世紀フランス風景画の革新 』
会場:国立西洋美術館
開催期間:2013年12月7日 (土) ~ 2014年3月9日 (日)
開館時間:午前9時30分 ~ 午後5時30分
※ 金曜日は午後8時まで
※ 入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 

国立西洋美術館公式サイト
「国立西洋美術館×ポーラ美術館『 モネ、風景をみる眼 – 19世紀フランス風景画の革新 』」
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2013monet.html

同展覧会特設サイト
http://www.tbs.co.jp/monet-ten/