「トーベ・ヤンソン展 〜ムーミンと生きる〜」 スナフキンに憧れて

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横浜のそごう美術館で開催中の「トーベ・ヤンソン展 〜ムーミンと生きる〜」展へ行ってきました。

日本でも有名な「ムーミン」の作者、スウェーデン系フィンランド人のトーベ・ヤンソン(1914ー2001)。今回は、彼女のアーティストとしての創作活動に焦点をあてながら、ムーミンの魅力(原画を含む)を紹介する展覧会内容となっていました。

「ムーミン」が生まれる前、ヤーソンは、スウェーデン語系の政治風刺雑誌『ガルム』(1923-53年発行)の挿絵画家としてデビュー。同雑誌の表紙も担当していました(毎月担当していたかは不明)。独裁者ヒトラーですら、ユーモアに描いている表紙(1944年10月号)を含め、当時の世界情勢(戦争)がみえてくるような表紙ばかり。ヤーソンの鋭い洞察力は、その後生まれる「ムーミン」シリーズにもつながっていきます。

「ムーミン」が根強い人気を誇る一つの要因が、登場人物達の哲学的なセリフの数々です。そして神秘的な森やムーミン谷での数々のエピソード。ムーミン達が冬眠している間、旅を続けるスナフキン。私はスナフキンがヤンソン自身なのかとずっと思っていました。児童文学で終わらない何か深い味わいがあるのも、「生きることは楽しい」と教えてくれるヤーソンのメッセージが「ムーミン」を通して我々に伝わってくるからだと思います。

今回の展覧会ではじめて知ったのですが、ヤーソンは、英国の夕刊紙「イブニング・ニュース」で、1954年から「ムーミン」のマンガを掲載していました。これらの原画(下書きもあり)が素晴らしかったです。英国人好みのユーモアがある内容で、本とは一味違います。会場外近くにあったムーミン関連の書籍販売コーナーで、この英語版を思わず買ってしまいました(日本語の翻訳版もあります)。他には美術手帖(BT2014年11号増刊)のヤンソンの特集がとても良い内容です。個人的に保存版です。

そういえば、映画『かもめ食堂』のミドリさんもフィンランドで「ムーミン」の本を読んでました。久々に『かもめ食堂』のDVDを見ようかな。

では、今日はこの辺で。

トーベ・ヤンソン展 〜ムーミンと生きる〜
そごう美術館
会期:2014年10月23日(木)~11月30日(日)
開館時間:午前10時~午後8時(会期中無休)
*最終日の閉館時間はご確認ください。
*入館は閉館の30分前まで

同展覧会は、この後、北海道、新潟、北九州、大阪へ巡回します。
詳細は、以下の同展覧会公式サイトをご参考ください。
http://www.asahi.com/event/tove100/