フィレンツェ、2日目、ウフィツィ美術館、《春》

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画像は、サンドロ・ボッティチェリの《春(プリマヴェーラ)》(1481-1482年)です。昨日の妖精の足元は、《春》の中に描かれている妖精クロリスです(右の青色の人物に抱え込まれようとしてる女性です)。青い人物は、風の神ゼフュロスです。クロリスは、迫る彼から逃れるために花の女神フローラに変身しています(口元から花がこぼれ落ちています)。クロリスの左側に立つ花の模様が美しい衣をまとった女性は、クロリスが変身した後の女神フローラです。つまり、同じ画面に変身中と変身後の姿が描かれています。

この《春》は、同じくボッティチェリの《パラスとケンタウロス》(1482年頃)と《ヴィーナスの誕生》(1484年頃)の同じ部屋に展示されています。これだけ有名な作品ですが、未だに様々な解釈が推測されています。少なくともメディチ家の誰かか注文したことには間違いなさそうです。《ヴィーナスの誕生》の花の描き方も素晴らしかったのですが、この《春》も素晴らしい。ウフィツィ美術館の公式ガイドによると、女神たちの足元に描かれている花は、200種類の現存する植物が描かれているそうです。