ボローニャ、2日目、サン・ペトロニオ聖堂、ジョバンニ・ダ・モデナ、《天国と地獄》

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ボローニャ、サン・ペトロニオ聖堂の内部の続きです。

画像の中央に、講壇(アンボ)と思われる緑色の天蓋がついている台がみえます。キリスト教の儀式(ミサ)の時に、聖職者が聖書を朗読する特別な場所で、身廊にあるのが一般的ですが、信者がいる場所よりも一段高い場所に作られていることが多いです。この講壇には、梯子が見当たらないので、今は使用されていないのかもしれません。

この講壇を撮影する際に、偶然写っていたのが、画像左奥に見えるボロニーニ家の礼拝堂の壁画です。フィレンツェもそうでしたが、その土地の有力者たちは、教会内部に一族専用の礼拝堂を所有し、当時人気のあった画家にその装飾を依頼していました。ボロニーニ家の場合は、ボローニャで活躍したジョバンニ・ダ・モデナに一族の礼拝堂の壁画の制作を依頼しました。

ボロニーニ家礼拝堂内、左側面の壁画は、ジョバンニ・ダ・モデナによる《天国と地獄》(1410年頃制作)です。壁画上部に描かれている卵型の光の中にイエス・キリストが存在し、真下には善人達が整列しています。その天国の場面の下には、地獄が描かれており、閻魔大王のような大きな青い悪魔が中央に座り、罪人たちを食べています。かなりピンボケですが青い悪魔が見えますでしょうか。今、考えると、どうしてもっと近くからこの壁画を撮影しなかったのか疑問です。