マドリード、4日目、ティッセン・ボルネミッサ美術館、ルノワール 、《庭で日傘をさす女性》

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お久しぶりです。梅雨の季節でございます。

さて、ティッセン=ボルネミッサ美術館所蔵の作品の続きです。この作品を描いた画家は、誰でしょう。

答えは、ピエール=オーギュスト・ルノワールなのです。この作品の光の表現、色彩、筆致、一見クロード・モネのタッチに見えませんか?タイトルは、《庭で日傘をさす女性》、1873年頃の作品です。この作品の作者がルノワールとわかった人は、相当なルノワール通だと思います。

ティッセン=ボルネミッサ美術館によると、この作品の製作年については、いまだに色々な説があるようです。どちらにしても、ルノワールは、モネと共同制作をしていた時があり、一時期は、二人の作風が非常に似ていて見分けるのが難しく、この《庭で日傘をさす女性》もその一例であると思われます。

手前の花のタッチは、ルノワールかなあ。でも、「この作品は、モネが描いた」と言われた場合、素直に信じてしまうかも、です。

 

お知らせ

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画像は、ティッセン・ボルネミッサ美術館所蔵、17世紀フランスの画家、ジャック・リナール(1597-1645)の《中国製のボウルに入った花束》(1640)です。フランドルの画家、ヤン・ブリューゲル(1568-1625)を思わせる花の静物画ですけれども、リナールのこの作品は、どことなくフランス風で小粋な感じです(*)。

さて、本日(7月9日)より、弊ジャーナルの更新をお休みさせていただきます。次回の更新は、来週7月18日(木)を予定しております。

何卒よろしくお願い致します。

 

*ヤン・ブリューゲルは、「父」の方です。