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スペイン・マドリードの旅、番外編、私がやってみてよかったこと TOP3

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だいぶ前からお約束していた、スペインの旅(2016年春)の番外編「私がやってみてよかったこと TOP3」を紹介します(大変お待たせ致しました!)

プラド美術館に1日滞在

プラド美術館は、事前予約で入場券を購入しても、入館するときは、長蛇の列となります。おすすめは、朝一番の時間の枠で入館すること。内部は、撮影禁止で残念とはいえ、それが意外と作品に集中出来たのも事実。ゆっくりと目に焼き付けるように作品を鑑賞出来ました。1日いても全く飽きません。以前は、ミュージアムショップで美術館関連の書籍を購入していましたが、今はオンラインショップで購入出来ます(海外発送もあり)。美術館で見学した後でも、身軽に行動出来ました。

トレドとセゴビアへ日帰り旅行

私の場合は、無理をしすぎて体調を崩しましたが、マドリードからトレドもセゴビアも十分に日帰り旅行が出来ます。どちらも全く異なる魅力がある街です。ボローニャもそうでしたが、ホテルを移動する旅よりも、短期でも滞在型の方が身体も楽でした。特にトレドは、ゆっくりと街の中を歩くことでエトランゼ気分でした。

なんといっても、サングリア

スペインのサングリアは、本当に美味しい!あたりまえのようですが、よそで飲むのとはわけが違いました。とくに暑い昼間にいただくのが王道かと。

サンドロ・ボッティチェリ《若い青年の肖像》 アートの聖地巡礼(英国)

英国、ロンドン、ナショナル・ギャラリー所蔵で、もう一度見たい作品は、いろいろある。その中でも、こちらの作品は、別格。

サンドロ・ボッティチェリの《若い青年の肖像》。以下の画像は、ナショナル・ギャラリー公式サイトからダウンロードした(クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-改変禁止の条件にてダウンロード)。

Sandro Botticelli
Portrait of a Young Man
probably about 1480-5
Tempera and oil on wood, 37.5 x 28.3 cm
Bought, 1859
NG626
https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG626

ちなみに、私が現地で撮影した同作品の画像がこちら。

ナショナル・ギャラリーに多くの名品はあれども、今まで知っているアーティストの印象が一新した作品のひとつだった。

ボッティチェリといえば、イタリア、フィレンツェにあるウフィツィ美術館所蔵の《プリマヴェーラ》や《ヴィーナスの誕生》が有名だけれども、私は、断然、この《若い青年の肖像》が好きだ。

ロンドンに長い間住みながら、ナショナル・ギャラリーへ訪れる時間もなかった。すぐ近くにあった名品だったのに。でも、自分で撮影した写真は、当時の空気や自分の感情を思い起こさせてくれる。

ブリューゲル 《怠け者の天国》 〜 アートの聖地巡礼(ドイツ) ACJ版

アルテ・ピナコテークは、ミュンヘンにある美術館とはいえ、結構フランドル地方の画家達の作品が充実している。ローヒル・ファン・デル・ウェイデン(c.1399 -1464)、ピーテル・ルーベンス(1577-1640)とくれば、ピーテル・ブリューゲル(c.1525-1569)も外すことは出来ない。

ブリューゲルといえば、日本では《バベルの塔》が有名だと思う(*1)。ご存知の通り、《バベルの塔》は、キリスト教の旧約聖書の中の一場面を描いていおり、ブリューゲルが超人的な技術を披露していることでも有名だ。

一方、ブリューゲルは、「田舎の日常の生活を(作品として)描いた最初の画家」でもある。宗教画、歴史画が主流の当時の美術業界では、斬新だったと容易に想像できる(それ以前より日常生活を個人的にデッサンしていた画家達は沢山いただろうが)。

ただ、ブリューゲル自身は、田舎に住んでいた画家というよりは、当時のドイツやフランドルの文化人同様、イタリアへ旅行し文化を学んでいた記録がある。ローマ帝国は滅亡しても、芸術文化の世界で「ローマ」の存在そのものがヨーロッパでは重要だったのだ。

もちろん、当時、アルプスを越えることは、容易な旅ではない。それでもイタリアへ旅する北方の画家達は多かった。その中には、ドイツとイタリアの美術を融合させたデューラーもいたが、ブリューゲルのようにイタリアに染まらず、独自路線を進んだ者もいた。

また前書きが長くなったが、アルテ・ピナコテークでピーテル・ブリューゲルといえば、個人的には、《怠け者の天国》(1567年)だと思う(*2)。

この作品の解説は、ウィキペディアの日本語版の記事が優秀(同記事の註の内容を考慮してそう判断した)なので、当方がここで説明することもない(*3)。

「のどかで田舎の日常を表現している素敵な作品!」と思うと、とんでもない。かなりダークな世界だ(*4)。

「あ〜あ〜空でも見てるかなあ」とだらだらしている人間達。よく見ると、そのひとりは裏地に毛皮が施されたコートを着ている。その脇に見えるのは聖書だろうか。注意深くみると半分の卵に足があって、ナイフが刺さったまま歩いている。

丸焼きの豚も同様だ。

この作品の解読だけで、論文一本書けるね(すでに誰かが書いていると思うけど)。

それにしても、このダークな感じ、誰かに似てないか?そうヒエロニムス・ボッズ(c.1450-1516)だ(*5)。そして、西洋美術史の世界では、ボッズもブリューゲルと同様「16世紀のフランドルの画家」。そういうわけだ。

可能であればブリューゲル本人にこう聞いてみたい「ボッズのどの作品がお好きでしたか?」。

NOTE:
*1.2017年に東京美術館でボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展が開催。ブリューゲルが描いた《バベルの塔》は、このボイマンス美術館所蔵とウィーン美術史美術館所蔵の2点がある。
*2.見出し画像、本文の画像は、著者が、ドイツ、ミュンヘン、アルテ・ピナコテークにて撮影した、ブリューゲル《怠け者の天国》
*3.ウィキペディアの記事は、こちらをご参考までに。Wikipedia contributors, “怠け者の天国,” Wikipedia, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%80%A0%E3%81%91%E8%80%85%E3%81%AE%E5%A4%A9%E5%9B%BD&oldid=74362603 (accessed October 21, 2020).
*4.ブリューゲルの「のどかで田舎の日常を表現している素敵な作品!」は、またの機会に紹介する。