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ボローニャ、番外編、私がやってみてよかったこと TOP3

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前回、ボローニャの旅の最終日、アルキンジナージオで旅を振り返りました。その日の夕方、ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港からパリ・シャルル・ド・ゴール空港経由で帰国しました。

今日は、ボローニャの旅(2015年冬)の番外編ということで、「私がやってみてよかったこと」トップ3を紹介します。

ボローニャに滞在する
ボローニャは、西洋美術を巡る旅としてはとても便利な都市です。まず、今回のようにラヴェンナマントヴァパドヴァは日帰りで十分回れました(ラヴェンナは2日あると楽かもしれません)。今回は見送りましたが、ボローニャからフェラーラへやモデナも日帰りで十分行けます。また、ボローニャは、フィレンツェと比較して比較的物価が安いですので、予算内で快適なホテルに滞在出来たと個人的には思いました。ただし、今回、私がボローニャから日帰りしたミラノヴェネチアの日程は、目的がはっきりしている場合のみ、ありだと思いました。
 
予約見学が必要なところは、ネットで事前予約、受付時間30分前に現地到着を目指して行動する
今回の旅で予約が必要だったところは、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラッイエ修道院にあるレオナルド・ダ・ビンチの《最後の晩餐》の見学とパドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂でした。どちらもネットで予約出来ますが人気があり、直前になってくると予約出来る時間枠が限られている場合が多いそうですが、私はオフシーズンに訪ねたので、希望通りの時間枠で予約出来ました。また、どちらも入場時間の30分前には受付を済ませるように電車の時間を含めた一日の予定を立てましたが、それでも想定外のことが起こりました。なお、今回予約なしで見学出来たマントヴァのドゥカーレ宮殿も、シーズン中は予約が必要な時もあるようなのでご注意くださいませ。
 
シーズンオフのイタリアを訪ねる
今回の旅は、2015年のクリスマス直前の冬でした。気温はマイナスになることもありましたが、美術館も比較的観光客が少なく静かに美術作品を鑑賞することが出来ました。もちろん、フィレンツェの時同様、可能な限り朝早くから行動しました。12月のイタリアは、寒いですし、夜明けは遅く、夕暮れは早いです。しかし、昼間は動けないほどの暑いイタリアの夏よりも、防寒をして歩き回ることが出来るこの時期が私には合っていました。冬の澄んだ空気は、美術を鑑賞するにはもってこいでした。
 
画像は、インディペンデンツァ通りです。この通りにボローニャの首都大司教座聖堂「Metropolitana」があります(右側に同教会のファサードが見えます)。この道をほぼ毎日ボローニャ・セントラル駅まで歩きました。ボローニャの目抜き通りとはいえ、夜明け前は店らしい店は開いていません。旅の前半は駅まで歩くのに必死でしたが、旅の後半歩き慣れてくると、通りのピザ屋で職人が下ごしらえをしている姿が見えたり、ボローニャの人々の日常が感じられる時間でした。

ボローニャ、9日目、再び、アルキンジナージオ

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再び、アルキンジナージオに来ました(一階部分は、一般に開放されています)。私は、このボローニャで「大学」や「学問」について考えたかったのでしょうか。

今回、家族や友人と旅をするのではなく、あえて一人旅を選んでよかったと思います。もちろん、スケジュールや諸事情があり、一人旅になったのですが、この旅は、私にとって修行であり癒やしの旅でもありました。修行は、一人でなければ出来ません。作品と一人で向き合う時間が私には必要でしたし、自分の判断だけで行動することも必要でした。一人旅特有のキツい時もありましたが、「仕事」と思いながら、名品の数々を訪ねました。それは、自分の頭の中にある膨大なモノクロの芸術作品の一つ一つに実際の色を塗っていくような時間でした。そして、その「色を塗る作業」は、私にとっては「癒やし」だったように今は思います。

多くの作品は、そこで静かに存在していて、私を待っていてくれたようでした。シーズンオフということもありましたが、何度か名品を独り占め出来た時間がありました。当時の私は、そんな贅沢な時間を過ごして元気になるということでもなく、ただただ、ひたすらに目的の作品を訪ね、自分の目に焼き付けることに集中していました。そして、ボローニャの旅で、私が気づいたことは、偉大な芸術作品の前では、鑑賞者は、権力も知識も関係なくすべて平等であるということでした。

ボローニャ、9日目、ボローニャの斜塔

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ボローニャには、2本の斜塔があります。「ボローニャの斜塔」とも知られていますが、正式名は、アジネッリの塔(約97メートル)とガリゼンダの塔(約48メートル)です。これらの塔が造られた12世紀頃は、200本近くの塔がボローニャにはあり、現在残っているのはこの2本だけだそうです。画像右側のアジネッリの塔は、建物内の階段で上まで登れるそうですが、高所恐怖症の私には絶対無理。ただし、塔の上から見えるボローニャの景色は素晴らしいそうです。