今日は、ボローニャの旅(2015年冬)の番外編ということで、「私がラヴェンナで行けばよかった場所」を紹介します。
まず、何と言っても、ラヴェンナ国立博物館(National Museum of Ravenna)。同博物館、サン・ヴィターレ聖堂と同じ敷地にあります。正直申し上げまして、サン・ヴィターレ教会のモザイク画をみることしか頭になく、あまり重要視していなかった博物館でした。
そして、サン・ヴィターレ聖堂を出てから、これも同じ敷地内のガッラ・プラキディア廟へ行ってしまった私。今考えると博物館は閉まっていたような気がする、と思いたいけれども、時間がないからやめると思ったかもしれない。記憶にありません。
実は、帰国後、講義用のスライドの一枚を見直していて、目を疑いました。そのスライドは、ラヴェンナ国立博物館所蔵《マクシミアヌス司教座》(6世紀後半)。なんと、ラヴェンナまで行ったのに、《マクシミアヌス司教座》を見るのを忘れた!この司教座は、サン・ヴィターレ聖堂内部の有名なモザイク《ユスティニアヌス帝と侍者たち》(547年頃)にも登場する初代ラヴェンナ大司教マクシミアヌス(在位:546-556)専用に造られた象牙の司教座で、ビザンティン美術の中でも最高傑作の一つと言われています。。。。残念。
他にも、サン・フランチェスコ聖堂(Basilica di San Francesco)、ドムス・デイ・タッペーティ・ディ・ピエトラ(Domus dei Tappeti di Pietra)など、ラヴェンナでは、近くまで行ったのに行けなかった場所がありますが、「もう一度ラヴェンナへ行く理由が出来た」と思うようにしています。
画像は、サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂の中庭よりみた外壁です。