メディチ家礼拝堂美術館の中にある新聖具室、ヌムール公ジュリアーノ・デ・メディチの墓碑を別のアングルから撮影した画像です。未完成の「昼」の顔がよく見えると思います。
メディチ家礼拝堂美術館は、美術館とはいえメディチ家の霊廟でもあります。その芸術だけではなく、ルネサンス時代のメディチ家の権力を表す歴史的にも重要な場所ですが、ウフィツィ美術館のように混んでいませんでした。もちろん墓所ですから、静かの方が良いのです。私は、フィレンツェカード(72ユーロ72時間有効)で入場しました。受付で入場券(6ユーロ)を購入するこも出来ます。
ミケランジェロ設計の新聖具室は期待を裏切らない「聖なる空間」でした。彫刻がそこに存在する意味を我々は忘れがちなのですが、この新聖具室は、彫刻と空間の究極のバランスを通して、ミケランジェロの考える埋葬芸術が視覚化されていました。君主の礼拝堂は、工事中だったので、次回のお楽しみといたしましょう。