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フィレンツェ、2日目、ウフィツィ美術館、総評

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日本からフィレンツェにまた戻ります。ウフィツィ美術館の総評を簡単に。。当日は、朝8時前に到着。美術館の外を出ると15時を過ぎていました。館内のカフェの休憩も含め、7時間滞在しておりました。ボッティチェリの《春》《ヴィーナスの誕生》ヴェロッキオの《キリストの洗礼》レオナルド・ダ・ヴィンチの《受胎告知》カラヴァッジォの《若きヴァッカス》の他にも、ラファエロ、ティツィアーノ、ポントルモなどをはじめとする巨匠たちの名作がありすぎて、最後は偽物に見えてくる。それほどの宝の山でした。途中から作品を撮影するのもやめました(展示の照明があまりにも「シンプル」で作品の色が悪いのです)。ウフィツィ美術館は、可能であれば、数日にわけて、午前中に訪れることが理想だと思います。正直、7時間が体力的にも限界かな。作品のパワーで精神的エネルギーもかなり消耗します。

それにしても、ボッティチェリの《春》が展示されている部屋で、いくつのアジア系の団体が、私の横を足早に過ぎ去って行ったことでしょうか。あとドイツ人のグループも多かった。私が学生だった頃は、ルネサンス美術の研究が一番進んでいる国は、本国イタリアではなく、実はドイツでした。今はどうなんだろう。そんなわけで、ルネサンス美術の世界から、フィレンツェの現実の世界へまた戻ります。とはいえ、ルネサンスの面影が残る石畳の狭い道を歩いていると、ウフィツィ美術館の絵画の世界の続きを見ているような気持ちになります。

フィレンツェ、2日目、ウフィツィ美術館、《若きヴァッカス》

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昨日の手は、カラヴァッジョ作《(若き)ヴァッカス》(1598年)のヴァッカスの手でした。ヴァッカスは、ローマ神話のワインの神様です。よく見るとワイングラスを持つ神様の手は、決して清潔ではありません。神々しいというよりは、生々しい。この作品は、来日して、国立西洋美術館にて「カラヴァッジオ展」(2016年3月1日~2016年6月12日)で公開されました。実は、この作品、ウフィツィ美術館では、画像のように黄色の壁にかかっていたのですが、国立西洋美術館の「カラヴァッジオ展」では、濃い青の壁に展示されていた記憶があります(間違っていた場合は申し訳ありません)。どちらがよろしいのかは、好みですね。私は、黄色の壁が、やはりカラヴァッジオ「らしい」かなと思います。だからといって、この作品を国立西洋美術館で黄色の壁にかけてしまうと、あの場に馴染まなかったかなと思います。こう考えると作品の展示方法も奥が深いです。