本日アート部門大賞受賞者のパフォーマンスあり 第16回文化庁メディア芸術祭

IMG 2581

昨日(2月13日)より、第16回文化庁メディア芸術祭が開催されています。今回は、メイン会場が国立新美術館。サテライト会場が、東京ミッドタウンとシネマート六本木です。

本日2月14日、アート部門大賞作品『Pendulum Choir』のパフォーマンス公演が、東京ミッドタウンで行われます。制作は、Cod.Act というレーベルで活動するMichel DÉCOSTERDとAndré DÉCOSTERDの兄弟アーティスト。入場無料です。場所もオープンスペースで行われますので、席をとれなくても大丈夫です。残念ながら昼の公演は13時半からでしたが、夜の公演は、19時からです。

私は、昨日見ることができました(フラッシュ禁止で逆光です、あしからず)。

まずは、そのビジュアルの斬新さ。機械の台座に縛りつけられたような、9人の男性達。意表をつく動きの中で、バランスとアンバランスを繰り返していく。教会音楽のような、しかし不安になるような調べ。美しい声だけど、心地よい調べではありません。ハーモニーというより、反響しあっているよう。人間から音が「発声」されてるのか、音が人間の形になって「発生」しているのか、混乱します。全員が素晴らしい声の持ち主でクラシックをきっちり学んできたことが私にもわかります。油圧シリンダーで横にされる男性達は、なぎ倒された木のようだったり。まるで、音が地面で、うごめいているような気がしました。機械なのに、生き物のような。。

公演に使用する機材は、全てスイスから運んできたそうです。同芸術祭の公式サイトで紹介されているウェブサイトより、『Pendulum Choir』(約12分間バージョン)を見ることも出来ますが、最新の現代アートを間近で体験できる貴重なチャンスです。興味のある方は、是非。

日時 2月14日(木)19:00~19:50
会場 東京ミッドタウン[ガレリア 地下1階 アトリウム]


第16回文化庁メディア芸術祭
公式サイト
http://j-mediaarts.jp/

なお、エル・グレコ展のレビューの続きは、来週以降にアップする予定です。

展覧会レビュー エル・グレコ展 その1

 2013 01 31 11 32 24

先日、東京都美術館で開催中のエル・グレコ展へ行ってきました。 冗談ではなく、ここ数年日本で見た展覧会の中で、私的にベストワンといっても過言でないほどの内容でした。最近、目に付く展覧会は、「○○○美術館展」のように海外の美術館のコレクションの1部が紹介される形が多かったように思われます。もちろんそのコレクションの中には、巨匠の目玉作品もあるわけですが。。。去年の春に同美術館で開催されたマウリッツハイス美術館展のフェルメール『真珠の耳飾りの少女』は、その一例として記憶に新しいです。

今回の展覧会の監修がマドリード自治大学教授フェルナンド・マリーアス氏。一言、さすがの内容です。本当に作品に外れがない。よくここまでそろえたなあという感じです。スペインの各美術館は、もちろんですが、ロンドンのナショナルギャラリー、ロスのゲッティ美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館からも出品されています。

展示方法で感心したのが、全作品のキャプションの下に簡単ですが解説がついています。「主要作品」以外は、キャプションのみという展覧会も多いので、この展覧会に対する主催者の意気込みを感じました。また、ジュニアガイドといって、1部の作品にジュニア向けのわかりやすい解説ガイドが用意されています。これがとてもいい。作品を通して、キリスト教図像学をさらっと解説していて、ジュニアでなくてもおすすめです。

次回は、同展覧会で気になった作品を幾つか紹介します。

では、今日はこのへんで。

エル・グレコ展
会期 2013年1月19日(土)~ 4月7日(日)
会場 東京都美術館企画展示室(東京都台東区上野公園8-36)
開室時間 9:30~17:30(金曜は20:00)
入室は閉室30分前まで 
閉室日 月曜日

展覧会関連サイト
エル・グレコ展公式ページ
http://www.el-greco.jp/index.html 

すなわち、芸術文化ジャーナル